認知とは?・認知的紐づけとは?

「認知」って?

「認知」とは何でしょうか?

 

「認知行動療法」と呼ばれる、

うつ病などのメンタル疾患患者の治療を目的として確立された療法があります。

近年の研究で、ストレス対策やうつ病の予防にも

非常に高い効果を発揮することがわかっています。

もちろん、不安の軽減にも効果抜群です。

 

では、その認知行動療法の「認知」とは一体、何でしょうか?

 

一言で言うと、

物事のとらえ方や考え方、受け取り方

です。

私たちは、

何か「出来事」があって、

それに対してストレスを感じるのではなくて、

起きた出来事に対して

何らかの

「認知(捉え方、受け止め方、考え方)」

をして、その「認知」がどのような認知かによって、

ストレスがかかったり

ほとんどかからなかったりします。

ちょっと分かりづらいかもしれませんが、

イメージで言うと、

以下の図のような感じです。

 

真ん中の女性ですが、

上の方は、機嫌の悪そうな上司を見て、

「私のせいかしら・・・」

という「認知」してしまい、

ストレスを感じてしまっています。

しかし、下の方は、

「なんか嫌なことでもあったのかな?」

という「認知」をしているので、

特に大きなストレスは感じていません。

このような感じで、

 

という、出来事に対する認知

すなわち「とらえ方、受け止め方、考え方」

によって、不安をはじめとしたストレス感情を感じたり、

感じなかったりするのです。

私たちが不安を感じてしまうのには、
この「認知(=物事のとらえ方や考え方)」

も大きく関連しています。

認知的紐づけ

私達は、思い込みや決めつけで行動してしまうことがよくあります。
こうしたことを
「認知的紐づけ」
といいます。
本来なら色々な見方ができる物事に対して、
1つの見方だけで理解しようとする態度のことを言います。
たとえば、次の考えを見てください。
■私はダメ人間だ

■この職場は最悪だ

■お先真っ暗だ

■夫は嘘つきだ

■あの時、もっとこうしておけば良かった。

どの考えにも、ある共通点があります。
それは、いずれも
「マイナス思考」
だということです。
しかし、それだけではなく、
あること(A)にネガティブな言葉(B)を紐づけて、
そのネガティブな言葉(B)を通してあること(A)を見ている、
という共通点があります。
AとBをそれぞれに割り振ると・・・
■私(A)はダメ人間だ(B)

■この職場(A)は最悪だ(B)

■お先(A)は真っ暗だ(B)

■夫(A)は嘘つきだ(B)

■あのとき(A)もっとこうしておけばよかった(B)

ここで「A」として挙げたものは、
必ずしも「B」だけで説明できるわけではありません。
もちろん、状況によっては、
「夫は本当に嘘つきなんです!」
「この職場は本当に最悪なんです!」
としか思えないこともあるでしょう。
でも、状況が変われば、あるいは見方を変えれば、
それ以外の捉え方もできるかもしれません。
たとえば、今あなたの近くにある本を、
何でも良いので書籍を1つ取って下さい。
そして、「この本は・・・」に続く言葉を10個くらい見つけてみてください。
この本は・・・
10個見つかりましたか?
今、私の近くにあった本でやってみると・・・
この本は・・・

・ずっと読みたかった

・表紙がカラフルでおしゃれ

・すごく実用的

・シンプルでわかりやすい

・Amazonで買った

・今の自分の悩みについて書かれている

・著者はTVで見たことのある人

・手触りがいい

・実践すると健康になれそうだ

・値段が安い

というように、色々な角度からの
「あとに続く言葉」
があります。
あなたの回答例も様々だったのではないでしょうか?
このことから言えるのは・・・
私達の経験(自分を含める身の回りのこと)を
1つの見方だけでとらえるのは不可能
ということです。
でも、
本来、いろんな捉え方ができるにもかかわらず、
1つの見方にこだわってしまうことを
「認知的紐づけ」といいます。
これは普段から私たちがよくやってしまうことです。
そして、1つの出来事に対して、
色々なものの見方(認知)ができることが
豊かな人生を送るためのコツ、
ということです。

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