※(当記事はプロモーションを含んでおります)
個人的に注目している2024年秋(10月期)ドラマに関する記事をいくつかピックアップしています。
今回は、日曜ドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」について。
まだ番組公式ホームページをざっと見ただけなのですが、ここから考察できることを書いてみたいと思います。
ちなみに原案は「若草物語」とのことです。
この作品は、1868年にアメリカの作家ルイザ・メイ・オルコットが描いた、150年以上もの間、発刊され続けて50か国語以上の言語に翻訳、様々な映画、舞台、ミュージカル、オペラなどにもなっている不朽の名作と言われています。
それを今回、ドラマにしたのは脚本家の松島瑠璃子さん。
松島瑠璃子さんは多くのテレビドラマや映画の脚本を手掛けています。特に、感情豊かで人間関係に焦点を当てたストーリー展開が特徴です。
代表作には、2022年の「悪女(わる) ~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?~」や、2023年の「紅さすライフ」などがあります。
視聴者が共感できるキャラクターを描くことに長けており、特に女性の視点から描かれる物語が多いです。
彼女の作品は、社会的なテーマや個人の成長を描くことが多く、視聴者に深い印象を与えています。
そんな松島さんが、名作「若草物語」を原案として「四人姉妹がそれぞれ幸せを追いかける物語」を描く。
どのような展開になるのか、とても期待が持てます。
※10月7日更新 第一話のあらすじと考察記事はこちら
日曜ドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」の4姉妹はどんな人物?
まず、このドラマは以下が概要となっています。
日本テレビ 10/6(日)スタート 毎週日曜 後10:30~
社会派シスターフッドコメディー/四人姉妹がそれぞれ幸せを追いかける物語!
主演:堀田真由
出演:仁村紗和、畑芽育、長濱ねる、一ノ瀬颯、渡辺大知、深田竜生脚本:松島瑠璃子
演出:猪股隆一 瀬野尾一
プロデューサー:森有紗、松山雅則
協力プロデューサー:河野英裕
チーフプロデューサー:松本京子原案:ルイザ・メイ・オルコット「若草物語」
(※敬称略)
どんなストーリー展開になるにせよ、「四人姉妹を取り巻くストーリー」が中心軸になりそうですので、
まずはそのキャラクター、とりわけ「性格」、さらにいうと「(性格的に)弱いところやダメなところ」を押さえておくと面白いかと思います。
「〇〇な性格だから△△という行動をする」
というように、「性格」はそれをもとに起こる「様々な行動の動機」や「対立」「葛藤」、果ては「人を好きになる理由」まで、物語自体を動かしていくありとあらゆる推進力となるからです。
当然、作り手もキャラクター設計においては、必ずここを意識します。
①主人公は「次女」町田涼(堀田真由さん)
まず、主演となるのは「次女」の町田涼(堀田真由さん)。
彼女はドラマ制作会社で助監督として勤務。
口が達者な町田家の次女。勝気で自立心が強い。
お世辞や愛嬌、作り笑いとは無縁。思ったことをすぐに口に出してしまうため衝突も多い。
……が、そのことは本人が一番よくわかっていて、心に刻む座右の銘は、「口は災いの元」。余計なことを言っては反省し、トライ&エラーを繰り返す、未熟ながらピュアな心根の持ち主。
幼い頃からの夢は、「一家の大黒柱となり、姉妹たちと一生一緒に暮らすこと」
そのため、姉や妹に接近してくる男性たちには警戒心をむき出しにしている。
元々は脚本家志望だったが、妹・衿にまつわる“ある出来事”を機に筆を折ってしまい……!?
勝ち気で思ったことをすぐに口に出してしまうため衝突も多い涼。
ある意味で作者はこの涼に、難しい日本の現代社会で生き、様々な課題や悩みを抱えながら必死に生きている女性たちの心の声の「代弁者としての役割」を持たせているような印象を受けます。
しかし同時に、性格的には「対立」や「トラブル」などをふんだんに起こしまくりそうな存在です。
この涼が物語の主人公ということで、彼女を軸として様々な対立やトラブルが起こり、それを「物語のスパイス」としてストーリーが展開していくものと思われます。
個人的には「元々は脚本家志望だったが、妹・衿にまつわる“ある出来事”を機に筆を折ってしまい……!?」というところが気になります。
一体この町田涼(堀田真由さん)の
「妹・衿にまつわる“ある出来事”」
というのがストーリー展開においてどのような役割を果たすのか、1つの注目ポイントになるかと思います。
②「長女」の町田恵(仁村紗和さん)
“愛する人との幸せな結婚”を夢見る町田家の長女。しっかり者で保守的な性格。
ハローワークの窓口で相談員として働いているが、非正規という立場上、職場では肩身の狭い思いをしている。
周囲には内緒で、ハローワークの正規職員と職場恋愛中。
ひそかにプロポーズを心待ちにしているが、結婚願望の薄い彼氏からは話をはぐらかされてばかり。
世間でいうところの結婚適齢期を迎え、内心焦りを募らせている。
実は人知れず、職場の男性上司から送られてくる私的なメッセージの数々にモヤモヤを抱えており……!?
非正規社員としてハローワークの窓口で働いているとのこと。
性格的には「しっかり者で保守的な性格」というのが明かされています。
彼女の立ち位置としては、
■非正規という立場上、職場では肩身の狭い思いをしている。
■周囲には内緒で、ハローワークの正規職員と職場恋愛中。プロポーズを心待ちにしているが、結婚願望の薄い彼氏からは話をはぐらかされてばかり。
■人知れず、職場の男性上司から送られてくる私的なメッセージの数々にモヤモヤを抱えており……!?
というように、「悩みやトラブルに巻き込まれる側」ということが伺えます。
彼女を悩ます存在として今のところ分かっているのは、
「結婚願望が薄く、付き合っているのにプロポーズの話をはぐらかす彼氏」
「私的なメッセージを送ってくる職場の男性上司」
の2人。ここに次女の町田涼(堀田真由さん)の
「口が達者」
「勝気で自立心が強い」
「思ったことをすぐに口に出してしまうため衝突も多い」
「姉や妹に接近してくる男性たちには警戒心をむき出しにしている。」
という「性格」からくる「行動」を予想すると・・・
これだけでも一波乱が起きそうですね。
実際の放送ではその様子がどのように描かれていくのか、興味深いです。
③「三女」の町田衿(長濱ねるさん)
主人公の次女である涼(堀田真由さん)のプロフィールにある
「元々は脚本家志望だったが、妹・衿にまつわる“ある出来事”を機に筆を折ってしまい……!?」
というストーリー展開に関わる三女の町田衿(長濱ねるさん)。
おっとりとした町田家の三女。穏やかで心優しく、姉妹たちにとっては天使のような存在。
夢は役者になること。学生時代は涼と同じ演劇部に所属し、卒業後もひたむきに夢を追い続けてきた。
自ら「涼の脚本のファン」を名乗る衿は、脚本家志望の涼にとって最大の理解者でもあり、心の支えそのもの。
「将来衿のためにドラマを書きたい」と願う涼と、「いつか涼の書いたドラマで主演をやりたい」と夢見る衿。
そんな特別な絆で結ばれていた2人だったが、実は衿には、姉妹たちに隠している“ある秘密”があり……!?
四姉妹の中でも主人公の涼との関係が四姉妹の中でも一番、深そうです。
「姉妹たちにとっては天使のような存在」にもかかわらず「姉妹たちに隠している“ある秘密”がある」
あくまで秘密が何なのかにもよりますが、いわゆる「ギャップ(衿の二面性)」というものが描かれるかもしれないですね。
「ギャップ(二面性)」はキャラクターに予想外の側面を与えることで、物語に深みと複雑さを加える非常に重要な役割を果たすものです。
「キャラクターの二面性の演出」
と呼ばれたりもします。
二面性を持つキャラクターは、視聴者にとって、単純で平板なキャラクターよりも複雑で興味深い存在になります。
二面性を持つキャラクターは、物語の展開において予測不可能な行動を取ることがあり、それが視聴者や読者の興味を引きつけます。
キャラクターの意外な一面が明らかになるたびに、物語に新たな魅力と深みが加わり、視聴者は没入感が高まります。
今回の「ある秘密」というのが一体、何なのかにもよりますが、
その秘密が「姉妹たちにとっては天使のような存在」という衿のキャラクターとのギャップが大きいものであればあるほど、
それが明かされる瞬間、それに対する他のキャラクターの反応、そしてその後の関係性の変化など、多くのドラマチックな展開が期待できます。
まだ分かりませんが、
強い関係で結ばれていた三女の町田衿(長濱ねるさん)の”ある秘密”の発覚がきっかけとなって、脚本家を志していた主演で次女の町田涼(堀田真由さん)がその道を諦めるような展開になるのか、
それとも、
衿にまつわる“ある出来事”を機に筆を折ってしまった涼に、さらなる追い打ちをかけるように、”ある秘密”が発覚するのか、
果たまた、これらとは異なる展開となるのか、
いずれにせよこの物語(ドラマ)の1つの重要なポイントとなりそうです。
④「四女」の町田芽(畑芽育さん)
もうここまでだけでも盛りだくさん内容になりそうなのですが、「四女」の町田芽(畑芽育さん)も主要登場人物となっています。
明るく甘え上手な町田家の末っ子。服飾専門学校に通っている。
見た目以上に上昇志向が強く、将来の夢は、
「ファッションデザイナーとして成功し、お金持ちと結婚し、何もかも手に入れること」。
学費や服の材料費など多額の出費に苛まれながらも、日々膨大な量の課題をこなし、夢のために奮闘中。
一方恋愛においては、したたかかつシビア。
「恋人にするなら金持ち限定」と割り切り、高学歴で家柄の良い大学生と交際を続けてきたが、ひょんなことからミステリアスな“ワケあり沼オトコ”と急接近し……!?
次女の涼(堀田真由さん)並みにキャラクターが立っていそうな「四女」の町田芽(畑芽育さん)。
「上昇思考のかたまり」で、
「ファッションデザイナーとして成功し、お金持ちと結婚し、何もかも手に入れる」
のが夢。恋愛においてもしたたかかつシビアで
「恋人にするなら金持ち限定」
とのこと。でも
「日々膨大な量の課題をこなし、夢のために奮闘中」
とある通り、ストイックな努力家としての一面も持ち合わせているようです。
【ひょんなことからミステリアスな“ワケあり沼オトコ”と急接近】
とあり、番組公式ページ「相関図」を見ると、どうやらその相手は、服飾専門学校のクラスメイトである沼田灯司(深田竜生さん)のようです。
彼は、
ミステリアスな色気をまとっており、どこかつかみどころがない。
「好きになったら危険」とわかっていてもうっかり心奪われてしまう、魔性の“沼オトコ”。
常日頃から高価なファッションアイテムで身を固め、いかにもお金持ちそうに見えるが、周囲とは一線を引いており、その私生活は謎に包まれている。
実は人知れず、“ある事情”を抱えており……!?
とありますので、どうやら四女の町田芽(畑芽育さん)は、この男性にそれこそ「沼って」しまうようです。
そしてこの彼も「人知れず“ある事情”を抱えている」とのこと。
その”ある事情”にもよるのですが、主演で次女・町田涼(堀田真由さん)の
姉や妹に接近してくる男性たちには警戒心をむき出しにしている。
という彼女の「性格からくる行動」がどのような「対立」「トラブル」を引き起こすのか。
ここも興味深いポイントとなりそうですね。
ドラマ「若草物語」が視聴可能なネット動画配信サービスは?
ドラマ「若草物語」は下記のネット動画配信サービスでも視聴することが可能です。
サービス名 | Hulu(フールー) |
---|---|
配信動画の特徴 | CMが流れない(フル動画) |
料金 | 月額1,026円(※2024年10月現在) |
ポイント | Huluでしか観られないオリジナル作品も多数配信! |
日曜ドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」次女・町田涼(堀田真由さん)の目指すものとは?
さて、このドラマ自体ですが、特に主演である次女・町田涼(堀田真由さん)はこのドラマの中で、「何を目指して」「どこへ進んでいく」のでしょうか?
いわゆる物語の「セントラル・クエスチョン(CQ)」というものです。
「セントラル・クエスチョン(CQ)」を知っておくと、ドラマをより深く、面白く見ることができるようになります。簡単に以下の記事にまとめましたのでぜひご覧ください。
※「セントラル・クエスチョン(CQ)」を簡単に言うと、たとえば漫画・ワンピースでは
「果たして主人公のルフィは仲間たちと共にワンピースを発見して、海賊王になることができるのだろうか?」
というようなやつです。
ドラマを含めたストーリー(物語)において重要な「セントラル・クエスチョン(CQ)」ですが、
このドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」においては、一体、何がこのCQになるのかが、ちょっと気になりました。
①ドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」のセントラル・クエスチョン(CQ)は?
というのも、番組公式ページ「相関図」を見ると、主人公の次女・町田涼(堀田真由さん)は、
幼い頃からの夢は、「一家の大黒柱となり、姉妹たちと一生一緒に暮らすこと」
とあります。だからこそ、
姉や妹に接近してくる男性たちには警戒心をむき出しにしている。
わけです。シンプルに考えるとセントラルクエスチョン(CQ)は
「次女・町田涼は一家の大黒柱となり、姉妹たちと一生一緒に暮らせるのか?」
となりそうですが、普通、そんなことはありえるのでしょうか?
どの家族だって、子供たちはやがて育った家を巣立ち、独立し、それぞれの道を歩んでいきます。それは次女の涼にだって言えることでしょう。
実際に、長女の恵は付き合っている職場の彼と結婚を望み、四女の芽も「ファッションデザイナーとして成功し、お金持ちと結婚し、何もかもを手に入れること」を夢見て日々、努力をしています。
三女の衿は、涼との絆が強いようですが、何らかの秘密を抱えているようですし、普通に考えてみても、
「一家の大黒柱となり、姉妹たちと一生一緒に暮らすこと」
という涼の夢は、とうてい叶いそうにありません。
(セントラルクエスチョンが成り立ちそうにない)
では、そもそもどうして涼は、そんな夢を抱いているのでしょうか?
②母・町田満美(坂井真紀さん)の存在
ここで気になるのは、母・町田満美(坂井真紀さん)の存在です。
町田姉妹の自由奔放な母。これまで結婚と離婚を4回繰り返してきた、超スーパー恋愛体質。
家族よりもお金よりも恋が大事。後先考えないタイプで、結婚も離婚も重く捉えていない。
涼とは正反対の価値観の持ち主だが、ポジティブな性格ゆえに、なんだかんだ憎めないところがある。
自由奔放で結婚と離婚を4回繰り返してきたという母・町田満美。
もしかしたら四姉妹の中に「異父姉妹」がいても決して不自然ではありません。もしかしたら、他に一緒には暮らしていない兄弟・姉妹がいる可能性もあるかと。
そして何よりも「涼は、母とは正反対の価値観の持ち主」とのこと。
ということは、逆を言えば、涼の性格や人間性、価値観などは、この母・町田満美に幼いころから反発を覚えてきたことから形成されている、
というところもあるかもしれません。
涼は母の離婚により、家族がバラバラになることなども、幼いころに経験している可能性があるのではないでしょうか。
そう考えると、
幼い頃からの夢は、「一家の大黒柱となり、姉妹たちと一生一緒に暮らすこと」
という想いを抱くことも納得ができます。
③「わたしは、恋も結婚もしない。一生、姉妹で暮らしたい!」
そんなことを考えながら、番組公式HPのイントロダクションをパッと見たのですが、最初に飛び込んできたのが主人公である涼のこの言葉、
「わたしは、恋も結婚もしない。一生、姉妹で暮らしたい!」
です。涼は27歳とのことですが、この年代の方が
「わたしは、恋も結婚もしない」
と決意しているのは、相当な強い想いを感じます。
このドラマでは、四姉妹がそれぞれの幸せを追いかけるわけですが、
「一生、姉妹で暮らしたい!」
というこの想いは明らかに他の3人を縛り付けてしまうものです。
そして、この涼の願いが彼女の生涯にわたって叶い続けることもあまり想像できません。
すると必要なのは、おそらくは幼い頃から、母に反発を覚えながら形成されてきたであろう涼の信念や価値観が、本人の成長と共に変わっていくこと、です。
そこでおそらくキーパーソンとなるのが、涼の幼馴染で、20年間、片思いをしてきたという「行城律(一ノ瀬颯さん)」なのではないかと思っています。
④涼の幼馴染・行城律(一ノ瀬颯さん)とは?
新聞社の文化部記者である行城律(一ノ瀬颯さん)。
新聞社の文化部で働く記者。
ホテル事業を展開する行城家の一人息子。早くに両親を亡くし、ホテル経営者である祖父のもとで育つ。
涼とは小中高と同じ学校に通っていた幼馴染。
涼にとって律は、性別の垣根を越えた“唯一無二の親友”。
一方、律にとって涼は、幼い頃からひそかに想いを寄せる“好きな人”。
高校時代の“ある出来事”をきっかけに、一度は涼への想いを断ち切ろうとした律だったが、ひょんなことから運命的な再会を果たし……!?
涼にとって律は、言ってみれば「恋愛対象ではない単なる幼馴染」に過ぎないわけですが、一方の律は、幼い頃から20年にわたりひそかに想いを寄せているそう。
「高校時代の“ある出来事”をきっかけに、一度は涼への想いを断ち切ろうとした」
というのがどんなことなのかは分かりませんが、
「運命的な再会を果たし」
とあることから、おそらく涼はこの律との出会い、そして恋物語を経て、母とのネガティブな記憶や思い出などから形成された信念や価値観などを「浄化」して、人間的な成長を果たす。
そして、涼も含めた四姉妹がそれぞれの道へと旅立っていく。
おそらく大まかにはそんなストーリーになるのではと勝手に予想しています。
と、ざっと書いてしまいましたが、もう少し公開されている情報をしっかりと見て行くと予想も変わってくるかと思いますので、その時はまた修正・追記したいと思います。
追記:日曜ドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」YouTube動画を視ての考察
ここまで色々と妄想レベルの考察をしてきましたが、YouTube動画がいくつか公開されていましたので、いくつか視た中で分かったことなどを記載してみたいと思います。
「三女」の町田衿(長濱ねるさん)は現在、一緒に暮らしていない
4姉妹は一つ屋根の下で一緒に生活しているものと思っていましたが、以下のYouTube動画(第1話冒頭10分ノーカット先行公開【日テレドラマ公式】)内で、
仕事帰りに涼が持ち帰ったケーキを4等分したところ、少し微妙な空気が流れ、他の2人の姉妹から
「余った1つを3等分したらちゃんと3等分になるよ」
というようなセリフがありました。筆者はすっかり見落としていましたが、番組公式HPを良く見たら、
今現在、姉妹が暮らす家に衿の姿はなく……。
番組公式HPより
と書いてありましたので、三女の衿は現在、別のところで暮らしているようです。
脚本家を目指していた涼の最大の理解者だったという衿。
涼は現在、脚本家ではなくドラマ制作会社で助監督として勤務しているので、
元々は脚本家志望だったが、妹・衿にまつわる“ある出来事”を機に筆を折ってしまい……!?
の「妹・衿にまつわる“ある出来事”」というのは、今現在、衿が一緒に暮らしていないことと関連しているのかもしれません。
よく分からないのは、
実は衿には、姉妹たちに隠している“ある秘密”があり……!?
というのが、姉妹たちに隠して”いた”ある秘密があり(それが原因で今は一緒に暮らしていない)、という表現ではないので、
今も姉妹たちは衿の「ある秘密」というのを知らないのかもしれません。
上記のYouTube動画では、涼が衿に何度もメッセージを送っているものの、衿からの返信は、まったく来ていないシーンが描かれています。
涼と衿が仲違いをして衿が家を出たのであれば、涼は何度もメッセージはしないはず。
とはいえ衿が「謎の失踪」でもしたのであれば、彼女の身を案じて警察に届け出るなどするはずで、
そうもしていないところを見ると、一体、何が起こったのか、正直、まったくもって「謎」です。
衿の“ある秘密”や“ある出来事”が一体何なのかは、このドラマの1つ大きなポイントとなりそうです。
主人公・涼の「わたしは、恋も結婚もしない」意思は相当、固い
以下のYouTube動画(最新PR「#若草物語 ―恋する姉妹と恋せぬ私―」60秒SPOT解禁10月6日(日)よる10時30分スタート)などでは、
登場人物の1人に、「ドラマ界のヒットメーカー」と称され、業界でも一目置かれている人気脚本家の黒崎潤(生瀬勝久さん)がいるのですが、その黒崎潤の
「あなたたちも、どんどん恋愛しないともったいない!」
「女の人というのは、多少なりともプリンセス願望持っているでしょ」
などという言葉に対して、
「恋しないと、何がもったいないんですか?」
「狭い価値観で、女性の幸せを決めつけないで欲しいんですけど」
「古い価値観ぶっ壊してやりますから!」
と涼が真っ向から、かなり強めの言葉を返しています。
涼はドラマ制作会社で助監督として勤務していますが、監督が病気で離脱することになり、代理で監督を務めることになりますが、上司の柿谷成実(臼田あさ美さん)に
「黒崎潤は温厚だけど大御所脚本家だから、言葉には気を付けるように」
と釘を刺されています。でも、涼は、
口が達者な町田家の次女。勝気で自立心が強い。
お世辞や愛嬌、作り笑いとは無縁。思ったことをすぐに口に出してしまうため衝突も多い。
そんなキャラクターで、そんな性格。早速、やり返してしまっていますね。。
でもそこからは「”わたしは、恋も結婚もしない”という意思は相当、固い」ことが伺いしれます。
動画の中では、幼馴染の行城律(一ノ瀬颯さん)も涼に
「涼はなんでそんなに、結婚しない生き方にこだわっているの?」
と聞いているシーンもあります。一体、それに涼が何と返答するのか。
この信念・価値観(もしくはトラウマなどの可能性も)が培われた涼の「バックストーリー」が気になります。
「バックストーリー」とは?
ドラマをさらに深くみていくための「バックストーリー」について少し解説します。
物語における「バックストーリー」とは、主にキャラクターの「過去の出来事」のことを指します。
これらは、物語の本筋が始まる前に起こった出来事で、登場人物の性格、価値観、目的、トラウマ、過去の経験、人間関係などを形作る要素として重要です。役割としては、
1.キャラクターの深みを持たせる
キャラクターの「行動の理由」を明確にします。
例えば、キャラクターがなぜ特定の選択をするのか、何を恐れ、何を求めているのかが、過去の経験から説明できると、より視聴者に説得力を与え、感情移入させる効果が期待できます。
2.物語の展開に自然さと説得力を持たせることができる
例えば、キャラクターの過去の失敗や喪失が、現在の信念や目標に影響している場合、視聴者はそのキャラクターがその信念を貫いたり、目標を達成するために奮闘する理由を理解できます。
3.物語の展開にサプライズやミステリーを持たせる
バックストーリーは、視聴者にすぐに明かされるとは限りません。
物語が進むにつれて少しずつ明かされることで、キャラクターや状況に対する理解が深まり、新たな視点を提供されることがあります。
これらにより、視聴者を引きつけ、予想外の展開を作り出すことができます。
他にも、キャラクターの成長や物語のメッセージをより鮮明に伝えるなど、様々な
「ストーリーに深みを与え、面白くするための効果」
が期待できるため、バックストーリーはドラマにおいても非常に重要です。
筆者は前述した通り、涼の”わたしは、恋も結婚もしない”という信念を培ったバックストーリーには、離婚歴4回の母親が関連しているのかなと予想していますが、実際はどうなのでしょうか?気になるところです。
まとめ:日曜ドラマ「若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―」は「謎」と「バックストーリー」が駆使される奥深い物語になりそう
さて、ここまで見てきて、このドラマには多くの「謎」とそれにかかわる「バックストーリー」がストーリーに奥深さを与えるのではないかと思いました。
①主人公の涼
「恋しないと、何がもったいないんですか?」
「狭い価値観で、女性の幸せを決めつけないで欲しいんですけど」
「古い価値観ぶっ壊してやりますから!」
というセリフに代表されるように、涼には「わたしは、恋も結婚もしない」という強い決意・信念が見られます。
その理由が「仕事に生き抜きたいから」とか「男性が信じられないから」とかでもなく、
「一生、姉妹で暮らしたい!」という夢
の存在。この信念や夢を持つに至ったのには何かしらのバックストーリーがあるはずです。
②三女の衿
四姉妹で住んでいたはずの自宅に、1話目からすでに不在の三女・衿。
脚本家を目指していた涼の最大の理解者だったにもかかわらず、涼からのメッセージには現在、一切、返信をしていません。
そして、脚本家志望だった涼が、妹・衿にまつわる“ある出来事”を機に筆を折ってしまった過去。さらには、姉妹たちに隠しているという“ある秘密”。
「姉妹たちにとっては天使のような存在」だったはずの衿に、何が起こったのか。
今の段階では、衿の存在そのものが完全な「謎」になっています。もちろん、そこには何らかのバックストーリーがあると思われます。
③四女・芽の服飾専門学校のクラスメイト・沼田灯司
魔性の“沼オトコ”である沼田灯司。彼にも
「人知れず、“ある事情”を抱えている」
という「謎」があるようです。
「周囲とは一線を引いており、その私生活は謎に包まれている」
というのもまた「謎」です。
一体、彼がどんな人物なのか、そこにも大きな「謎」があります。
④涼の幼馴染・行城律
高校時代に、一度は涼への想いを断ち切ろうとした「ある出来事」とは一体、何だったのでしょうか?
このバックストーリーにもまた「謎」になっています。
他にも気になる点(謎)がたくさん。これらの謎が、単体の謎として存在するのか、それとも物語の中で色々と絡み合いを見せて、何らかのストーリー展開に繋がっていくのか。
その結果として、ドラマ自体がどんな方向性に向かい、どんな終焉を迎えるのか。
それもまた「謎」であり、興味を惹き付けてやみません。
単なるラブコメディとは異なる、深い物語になっていくのではないかと、密かに期待をしています。
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