悪口や否定的なことを言われた時のストレスを一気に減らす方法
本日は、
「悪口や否定的なことを言われた時のストレスを一気に減らす方法」
についてお伝えしたいと思います。
悪口や否定的なことを言われて、ストレスを感じない人などいないですよね。
そんな時におススメのテクニックが、
「認知行動スキル」
とも大いに絡むのですが、
「無効化」
というワザです。
悪口や否定的なことを言うのは、相手が「攻撃的な行為」を実現しようとしているということです。
それを活用した「無効化」とは、その話し手側の「攻撃的な行為」を、聞き手側が別の「行為」にすり替えてしまい、攻撃的な行為を無効化する、というものです。
と言っても、少し分かりづらいかと思いますので事例を1つ。
サッカー選手のキング・カズさんが元プロ野球選手の張本勲氏に悪口を言われた時のことです。
張本氏は、カズさんが現役を続けていることに対して、
「若い選手に席を譲らないとダメだ。伸び盛りの若い選手が出られなくなるから、もうお辞めなさい」
みたいな発言をテレビでしたんですね。
その後、SNSなどでは、「余計なお世話」「老害」などとバッシングが相次ぎました。
しかし、カズさんはここで、
「張本さんほどの方に言われるなんて光栄です。
『もっと活躍しろ』って言われてるんだなと思う。
『これなら引退しなくていいって、俺に言わせてみろ』
ってことだと思う。」
と発言し、張本氏の「攻撃・侮辱」の言葉を「激励」にすり替えて、攻撃力を完全に削いだのです。
こうなっては、張本氏がさらに攻撃を仕掛けてきても、恥をかくだけですよね。
これなんかは、まさに攻撃の無効化の好例です。
「認知行動スキル」の観点からも、これは特筆すべきケーススタディーです。
「とらえ方、感じ方」によって、本来かかるはずのストレスが完全になくなっていますからね。
こういう考え方やとらえ方ができるようになってくると、本当にストレスフリーで生きることができます。
「無効化」は認知行動スキルも活用した「護身術」だとも言えますので、周囲に攻撃的な発言をしてくる人がいる場合は、ぜひこのワザを活用してみてください。