映画・小説の感想

【映画】キューティ・ブロンドの感想・あらすじ(※ネタバレあり)

ぜひおススメしたい映画として、『キューティ・ブロンド』の感想やあらすじを書いてみたいと思います。

(※ネタバレがありますので、これから観るご予定の方はご注意ください)

映画・『キューティ・ブロンド』の概要

『キューティ・ブロンド』は、2001年に公開されたアメリカ映画であり、その魅力は可愛らしい外見と明るい性格を持つ主人公エル・ウッズが、意外な場面で活躍する法廷ドラマです。

この作品は、ユーモアあふれるシーンと感動的な展開が絶妙に交差し、観る者を引き込む点が特筆されます。

エルの成長や決断によって描かれるストーリーは、女性の自立や成長を象徴し、終盤のエルの決断は、単なるロマンスの物語を超えて、自己実現と自立の重要性を語っています。

以下では、この魅力的な映画のポイントを詳しく探っていきます。

映画『キューティ・ブロンド』のあらすじ(ストーリー)

以下、映画『キューティ・ブロンド』のあらすじ(ストーリー)です。

主人公のエル・ウッズは、ブランド・ファッションで身を固めた典型的なValley girlで、CULA(ロサンゼルス市立大学)でファッション・マーチャンダイジングを学び(成績はオールAで卒論は水玉模様の歴史)、社交クラブ、デルタ・ヌーの会長も務めている。

順風満帆な日々を過ごし彼氏のワーナー・ハンティントン(3世)からのプロポーズを待ちわびていたエルだが、当の彼から30歳までに上院議員を目指すつもりであると告げられ

「マリリン・モンローみたいなブロンド女は議員の妻にふさわしくない」

との理由で振られてしまう。

なんでもポジティブ思考の彼女は一念発起して、彼と同じハーバード大学のロー・スクールに行くことを決意する。

社交クラブの友人の協力のもと、ロー・スクール検定試験では猛勉強で合格ラインの175点を179点でクリア、ビキニ姿で登場したアプリケーション・ビデオが功を奏したのか、見事難関に合格して、愛犬のブルーザーと一緒に学生寮へ入る。

しかしロー・スクールでは、ワーナーはすでにヴィヴィアン・ケンジントンという優等生の婚約者がいた。

エルはワーナーの気持ちを変える事ができず、また教授や他学生からはその浮きまくったスタイルや言動から批判的な視線を浴びる。

しかし、それがかえってエルのやる気に火をつけ、エルの目的はワーナーを取り戻すことから、次第に一人前の立派な弁護士になることへと移っていく。

ヘア&ネイルの店で普通の女性ポーレット・ボニファンテと知り合い、親切な先輩エメット・リッチモンドに講義のコツを教わり、厳しい女性教授のストームウェルにシゴかれ、おシャレなノートパソコンで勉強し、フィットネス・トレーニング中にも本を離さず、とうとう凄腕弁護士で教授でもあるキャラハンの法律事務所に、ワーナー、ヴィヴィアンと一緒に実習生として選ばれて学ぶことになる。

彼女たちが手がけた裁判は、ブルック・ウィンダム(旧姓テイラー)による夫の殺害容疑。

ブルックはデルタ・ヌーでのエルの先輩で、美容法レッスンでビジネス的に成功しており、財産目当ての殺害ではないことは明らかだが、ブルックは殺害時のアリバイを語ろうとはせず、目撃証人としてプール係のチャック・サルヴァトーレと夫の娘がいた。

エルが誰にも言わないことで聞き出したブルックのアリバイは、その時間にliposuction(脂肪吸引法)をやっていたことだった。

証人に対する反対尋問の間際にエルは、自分の靴が去年のプラダであることを指摘したサルヴァトーレはゲイであることを知り(ブランドにくわしい男性はゲイ)、キャラハンの補佐弁護士であるエメットはそれを生かして、彼が被告の愛人だったことはあり得ない(証人としての発言に疑義がある)ということを暴く。

しかしその後、キャラハンはエルにセクハラもどきの行為をし、その現場をヴィヴィアンが目撃する。

エルがキャラハンに迫っていると勘違いしたヴィヴィアンは彼女を罵り、傷付いたエルはロー・スクール及び彼の事務所での実習を辞めると宣言する。そんな彼女を止めたのはエメットとポーレット、それにポーレットの店に居合わせたストームウェル教授だった。

エメットは被告人のブルックや誤解を理解して謝罪してくれたヴィヴィアン、その他の友人たちと相談して一計を案じる。

翌日、ブルックはキャラハンを解雇して、新しい弁護人としてエルを指名し、その補佐をエメットがすることになる(マサチューセッツ州の法規として、学生・実習生でも正規の弁護士がいれば弁護人になることができる)。

エルは娘への反対尋問で、事件当時シャワーを浴びてて銃声が聞こえなかったということはありえない、なぜならパーマを当ててから24時間は頭を洗ってはいけないから、という、

オシャレな女性なら誰でも知っている事実を指摘し、娘の犯行であることを暴く。

事件解決後、見かけとは裏腹のエルの才能と努力に心を変えたワーナーは、改めて彼女にプロポーズしなおすが、エルは「30歳までに自分の法律事務所を持ちたいからお断り」とワーナーを振る。

2年後の2004年、エル・ウッズは卒業生総代に選ばれ、友人や教授たちに感謝し、

“We did it!”

と叫ぶ。

(wikipediaより)

映画『キューティ・ブロンド』のキャラクターの魅力

主人公のエル・ウッズは、ブロンドで可愛らしい容姿を持ちながらも、知性と行動力を併せ持つキャラクターです。

彼女は、当初はファッションや社交に明け暮れる典型的なValley girlとして描かれますが、ワーナーからの振られた後、一念発起してハーバード大学のロー・スクールに進学し、そこでの奮闘を通じて成長していきます。

彼女のポジティブな思考と行動力は、多くの観客を魅了し、彼女の活躍に共感することでしょう。

映画『キューティ・ブロンド』の”ユーモアと感動の融合”

この作品は、法廷ドラマとしての緊張感と同時に、コメディ要素も豊富に盛り込まれています。

エルが法律の世界で奮闘する姿や、彼女が起こす騒動は笑いを誘い、観客を楽しませます。

しかし、その一方で、エルが直面する困難や彼女の成長に対する感動も十分に描かれています。

このユーモアと感動が絶妙に融合したバランスが、この作品の魅力の一つと言えるでしょう。

映画『キューティ・ブロンド』の”女性の自立と成長”

エル・ウッズの物語は、単なるロマンスやコメディに留まらず、女性の自立と成長を描いたものでもあります。

彼女は最初はワーナーに振られたショックから逃れるためにハーバード大学のロー・スクールに進学しますが、そこでの経験を通じて自らの才能や価値を見出し、自立した女性として成長していきます。

エルのストーリーは、多くの女性観客にとって感動的であり、自らの夢や目標に向かって進む勇気を与えることでしょう。

映画『キューティ・ブロンド』の”エンディングのメッセージ”

物語の結末では、エルが自らの道を切り拓き、自己実現のために戦う姿が描かれます。

彼女が再びワーナーからのプロポーズを断る場面は、彼女の成長と自立を象徴しています。

エルは自分の夢を追い求め、自分の価値を確立するために、他人の期待や社会の偏見にとらわれずに自らの道を歩みます。

そのメッセージは、観客に勇気と希望を与えるものであり、終盤のシーンは心に響くものです。

映画『キューティ・ブロンド』のまとめ

『キューティ・ブロンド』は、可愛らしい外見と明るい性格を持つ主人公エル・ウッズが、法廷での奮闘を通じて成長し、自己実現と自立を果たしていく姿を描いた感動的な映画です。

ユーモアと感動が絶妙に融合したストーリー展開は観客を魅了し、女性観客だけでなく、男性観客も含めて、多くの共感を呼ぶことでしょう。

エルのストーリーは、自らの夢や目標に向かって進む勇気を持つ人々にとって、心に響くものであり、そのメッセージは時代を超えて多くの人々に届くことでしょう。