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【物語002】和田秀樹さん受験攻略本(PRストーリー)

※この物語は商品・サービスのPRを含んだ物語(ストーリー)となっております。

~最期のプレゼント~

D判定

「ダメだ、このままじゃ絶対に不合格だ・・・」

1カ月前に受けた模擬試験の結果を見て、

僕、カズキは半ば絶望の気持ちを抱いていた。

 

現在、僕は高校3年生。

大学受験まで残された期間は、
あと約9ヶ月。

そんな僕の受験勉強には、
大きな目標があった。

それは、

「病気で長い間、寝たきり生活をしているおじいちゃんを喜ばせてあげるために、おじいちゃんが卒業した大学に合格しよう」

ということだった。

・・・そう決意した僕だったが、
正直言って、勉強は苦手。

高校もいわゆる中堅クラスの高校で、
決して進学校というわけではない。

そして、
おじいちゃんの卒業した大学は
いわゆる「難関大学」で、

そう簡単には合格できない。

そこで一大決心をして、
できる限りの時間を
勉強に充てて、猛勉強を開始した。

それから3か月。

気合を入れて臨んだ模擬試験だったが、
志望校の合格判定は、
残念ながら

「D(合格は難しい)」

だった。

進路指導の先生からも、

「キミの成績では、〇〇大学はちょっと難しいね。もう少し現実的に考えた方が良いのではないかな?」

と言われてしまった。

しかし、まだ時間は半年あるし、
きっと挽回できるはずだ。

絶望感を抱えながらも、
何とか気力を振り絞って、
僕は本屋に向かった。

「受験は要領」

「自分の成績をUPさせてくれる、分かりやすくて良い参考書や問題集はないかな?」

そんなことを考えながら、
大学受験コーナーにある数々の書籍を見ていると、

その脇にこんな本が置いてあった。

「受験は要領・テクニック編 『参考書は何をどう使うか』から効率のいい勉強法・生活術まで」

受験は要領

・・・どうやら受験勉強のテクニックについて書かれた本のようだ。

僕は少し惹かれたが、

「そんな本を読んだって、簡単に物事が上手くいくわけないだろう・・・」

と思い、手には取らず、

「そんなことより、分かりやすい参考書を探さなきゃ」

と参考書・問題集探しに戻ることにした。

しかし、
これといった参考書・問題集を見つけることもできず、

僕は本屋を後にした。

学校にて

翌日、学校にて。

授業の間の休憩時間に、
親友、タツヤが話しかけてきた。

タツヤと僕は、
同じくらいの成績で、

志望大学は違ったけど、
彼も難関大学を目指していた。

僕が担任の先生に言われたように、
タツヤも進路指導の先生から、

志望校のランクを下げるように言われたのであろう。

そんなことを考えていると、
タツヤから僕の方に話を振ってきた。

「カズキ、どうだったよ?模擬試験の結果は?」

「最悪だよ。〇〇大学の判定Dランク出ちゃったよ。タツヤはどうだった?」

「いや、それがさ、結構、成績が上がって偏差値60超えてさ。俺の志望校の△△大学の判定もBランクまで上がったよ」

・・・「え?」

僕は絶句した。

今まで同じくらいの成績だったタツヤが、
急に成績が上がって・・・

偏差値60を超えて難関大学の判定がBになった!??

衝撃を受けた。
頭が真っ白になった。

羨望のまなざしをタツヤに送った次の瞬間、
早くも僕の質問攻めが始まった。

「すげー!なんで?!なんでそんなに急に偏差値上がったの?」

「何したの?なんか良い参考書とか問題集見つけたの?」

するとタツヤは答えた。

「いや、参考書とかじゃなくて、和田秀樹って人が書いた、受験勉強のやり方の本読んでみたんだよ。」

「そしたら色々とタメになることが書いてあってさ。その通りにやってみたら、成績がどんどん上がってったってわけ」

和田秀樹?受験勉強の本?
まさか・・・

「その本、何て言うの?教えて!」

僕が聞くと、タツヤは、

「おー、そう。だからカズキにも教えてやろうと思って今日持って来たんだよ、これだよ、これ」

タツヤはバッグの中から1冊の本を出した。

・・・そのまさかだった。

本の名前は、

「受験は要領・テクニック編 「参考書は何をどう使うか、から効率のいい勉強法・生活術まで」

受験は要領

間違いない、
僕がこないだ本屋で見かけた本だ。

「カズキも絶対これ買った方がいいよ。
これ通りにやったら成績上がるぜ!俺、実際そうだったし」

期待と興奮

 

帰り道、僕は本屋へと急いだ。

そして、いつもの大学受験コーナーへ。

「あった。これだ!」

僕は中身を確認することもなくレジへ向かった。
そして、購入。

「これで僕もタツヤのように成績が上がるかもしれない。」

そんな期待でワクワクしながら、
早速、家に帰って本を読んでみた。

「受験は要領」

には目から鱗の落ちる勉強ノウハウがたくさん書いてあった。

・英単語や英文法を覚えるのではなく、英文を徹底的に読み込め。

・数学は回答を先に見て、暗記してしまえ。

・受験直前に過去問を解くのではなく、過去問を解いて、逆算して足りないところだけを集中的にやれ。後はすてろ。

・受験は暗記の総量である。暗記の貯金をコツコツためれば、頭が良くなくても逆転できる

・予習は時間のムダと思え。復習で暗記貯金をコツコツ増やせ

・古文はまず現代語訳を読め

・夏休み前に大計画を立てるな

・1コマ90分短期で勉強をしろ

などなど・・・。

全体的な進め方から、
細部の生活態度に至るまで、
これでもかというほど事細かに書かれていた。

さらに英語攻略法の「和田本」には、
自分のレベル別の使うべき参考書・問題集が

「このレベルの人はまずはこれから初めて、次はこれ。その次はこれ」

と段階的に詳しく解説されていて、
それ通りにやっていくことで、
理解がどんどん進むようになった。

和田式・受験英語攻略法

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「こうやれば良かったんだ!」

日を追うごとに、
自分のレベルが上がっていくのがわかる。

こんなに自分の成長を感じることは初めてだ。

僕は受験勉強が楽しくなってきた。

トラブル

・・・しかし、ここで1つ問題が起きた。

僕はバドミントン部に所属していた。

そして、高校最後の夏の大会が迫ってきているため、
練習時間がどんどん増えてきたのだ。

「受験勉強に時間が取れない・・・」

僕はジレンマに陥った。

僕は、小学生の頃からやっていた
バドミントンがとても大好きだ。

大会にかける情熱もある。

最後の大会だし、思い出も残したい。

しかし・・・。

一大決心をした。
最後の大会を前に、出場を辞退することにしたのだ。

部活仲間や顧問の先生にその旨を告げると、
猛烈に止められた。

僕は団体戦でもレギュラーだったので、

「お前が抜けると困る」

ということを何度も言われた。

でも、僕には、

「おじいちゃんと同じ大学に入学して、病気で長い間、寝たきり生活をしているおじいちゃんを喜ばせる」

という大きな目標がある。

ここで受験に手を抜いて
浪人でもすることになったら、

それこそ、1年後、
どうなっているか分からない。

「だから、絶対に今年で受からなければならない。」

僕は、部活の仲間たちにそれを正直に伝えた。

すると、最後はみんな納得してくれた。

そうして、
最後の大会は辞退することが決まった。

「みんなには悪いことをしてしまったが、僕は今年中に〇〇大学に受かるんだ」

より決意が固まった。

そうして受験勉強に明け暮れること4ヶ月ほど。

僕は1日10時間の猛勉強を続けていた。

「受験は要領」や
その他の「和田本」を読み込み、

その通りにコツコツ、
でも猛然と進める事によって、

なんと模擬試験の結果は、
DランクからBランクまで上がっていた。

受験まで残り1か月。

ここが最後の勝負どころだ。

「絶対に〇〇大学に受かって、おじいちゃんを喜ばせる!」

僕の決意には並々ならぬものがあった。

勝負の日

そしてついに、
受験の日がやってきた。

僕は、とてつもないプレッシャーに襲われていた。

部活仲間に迷惑をかけてまで最後の大会を辞退し、
全てをこの日のために捧げてきた。

ここで失敗したら・・・

と思うと、いてもたってもいられない気持になった。

しかし、ここで直前期に買った和田本、

 

『受験本番に勝つ!77の作戦』

受験本番に勝つ!77の作戦

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が役に立った。

この本では、

当日のアガリ防止術から
直前期の効率的な勉強法、
受験校やホテルの下調べのコツまで、

「本番で実力を出し切るための作戦」

を学ぶことができた。

それらをしっかり実行することで、
僕のプレッシャーも
少なからず和らげることができた。

「対策はバッチリだ。
きっと大丈夫なはず!」

 

困惑

 

試験会場に入り、
いざ本番がやってきた。

まずは英語の試験からだ。

英語は点数の配分が高い最重要科目として、
和田本で徹底的に攻略してきた。

昔は大の苦手科目だったが、
今はむしろ一番の得意科目になっていた。

赤本で志望校の過去問を何年分も解いたが、
カギとなる

「長文問題」

もしっかり解くことができていたし、

ここをクリアできれば
合格に一気に近付く。

僕は気合を込めて、問題用紙をめくった。

・・・ところが、問題が起きた。

試験が開始すると、
今まで解いてきた過去問よりも、
圧倒的に難しかったのだ。

なかなか読み込めないため、
設問への回答も自信が持てない・・・。

僕は焦った。

「なぜ?なぜいきなり今年になって、長文問題がこんなに難しくなっているの?」

あまり出来がよくないまま、
英語の試験が終わった。

「まずい、このままでは本当にまずい」

焦りと緊張の極致に達していた。
僕は崖っぷちに追いやられていた。

次の国語の試験の時間になった。

国語は正直、
そこまで得意ではなかったが、

その中でも

「古典」

は和田本でしっかりと対策していたた。

毎年この大学の入試試験では古典の問題が出るため、
そこで点を稼ごうと思った。

しかし何と、
古典の問題も例年の過去本よりレベルが高かった。

「まずい。古典も難しい。なんてこった。これでは本当に不合格になってしまう・・・」

しかし、負けるわけにはいかない。

何とか必死に古文を読み込み、
問題を必死に解き、
出来る限りのことをした。

とはいえ、
問題のレベルが高かったので、

自信を持って

「これが正解」

と言える回答がとても少なかった。

「万事休す、、、ここまでか、、、。」

挽回

しかし、ここで流れが変わった。

次の日本史の問題で、
例年を上回る8割くらいの問題が、
得意とする

「近現代史」

だったのだ。

近現代史は、
歴史の勉強の中でも、

最後の方になるため、
手が回らない受験生が多い。

しかし僕は、和田本に書いてあった、

「まずは志望校の過去問を大量に解いて、問題の傾向を把握し、そこから重点的に攻めていく」

とアドバイスされていたため、

この大学の過去問で例年、
重点を置かれていた

「近現代史」

を徹底的にやっていたのだ。

その「近現代史」が例年以上に、
問題の多くを占めていた。

 

そのため、ほとんどの問題を、
しっかりと解くことができたのだ。

そして〇〇大学の受験は終了した。

 

合格発表

受験の日から数日が過ぎた。
果たして、結果はどうだろうか・・・。

英語、国語は例年よりも難しく、
予想よりも点数を稼ぐことができなかった。

しかし、日本史はほとんどの問題に解答できた。
80点はいっただろう。

不安が大きかったが、
日本史ができたことにより、
少しの希望も見いだせた。

やれるだけのことはやった。

あとは合格発表を待つのみ。

そしてついに、
合格発表の日がやってきた。

僕は極度の緊張感で
食事も喉を通らぬまま家を出発し、

合格発表を見るために大学に向かった。

「受かっててくれ。頼む・・・。」

そう願いながら大学に着き、
掲示板の前に向かった。

そして、結果は・・・

なんと、

「合格」

だった。

自分の番号があったのだ。

歓喜の瞬間。
僕は思わず涙が出そうになった。

思えば、英語と国語は例年よりも難しく、
他の受験生も解けなかったのだろう。

そして、日本史は近現代史が多かったので、
そこで脱落した受験生も多かったに違いない。

「受験は要領」

の通りに、
先に志望校の赤本を解いておき、
それに合わせて勉強計画を立てていく、

というノウハウが功を奏した形となった。

それは後になって考えたことだが、
その時はもう、

「やった!これでおじいちゃんに良い報告ができる!」

という嬉しさに満ち溢れていた。

「無事でいて!」

早速、家に電話をした。
おふくろに「やったよ!受かったよ!」と告げた。

しかしここで、思わぬ言葉が返ってきた。

「ホント!?良かった!!!でも・・・実はおじいちゃんが調子悪くて・・・。」

「意識不明になって病院に運ばれたの・・・」

 

「・・・え!?」

僕は慌てて病院へ直行した。

「おじいちゃん、受かったよ。お願い、無事でいて!」

病院へ向かう道中、
僕は心の中で何度も叫んでいた。

おじいちゃんっ子

 

・・・実は、僕はかなりの

「おじいちゃんっ子」

だった。

小さなころから、
仕事で忙しい両親に代わり、

おじいちゃんが釣りや山遊びなど、
色々と遊びに連れて行ってくれた。

そんなおじいちゃんが大好きだった。

おじいちゃんがいたから、
子どもの頃、寂しい想いをすることなく
過ごすことができた。

でも・・・

もうおじいちゃんが
そんなに長くないことは、
僕だってわかっている。

だからこそ、
だからこそ、

おじいちゃんに

「最期のプレゼント」

をしてあげたい。

そう考えて、

「おじいちゃんと同じ○○大学に入る!」

と決意した。

そしてついに、
その目標を達成した。

「おじいちゃん、受かったよ。お願い、無事でいて!」

何度も何度も、
僕は心の中で叫んだ。

病院の待合室に着くと、
家族や親せきが集まっていた。

経過を待つ。
1秒1秒がとても長く感じられた。

1時間くらい経ったころだろうか。
看護師さんが急いで僕たちのもとへ駆け寄ってきた。

そして告げた。

「意識が戻りました!しばらく安静ですが、問題はなさそうです!」

全員が安堵した。

「良かった!良かった!おじいちゃん、無事で良かった!」

合格した嬉しさで涙をこらえて、
おじいちゃんが無事だった嬉しさで、
また涙をこらえた。

1日に2度、涙をこらえたことは初めてだった。

「おじいちゃん!良かった!大丈夫!?」

僕が病室に入り話しかけると、
おじいちゃんは、

「おー、カズキ、心配かけて悪かったな。何とか生きてたよ、ハハハ・・・」

と答えた。

僕は次いで、

「おじいちゃん、今日、○○大学の合格発表があって、僕、受かったよ!おじいちゃんと同じ大学に入るんだ!」

と伝えた。

実は、○○大学を受けることは、
おじいちゃんには内緒にしていた。

「サプライズプレゼント」

をしたかったのもあったが、

宣言したのに落ちてしまったら、
ひどくガッカリさせてしまうと
思っていたから・・・。

おじいちゃんは目を丸くして驚いた。

「え?〇〇大学に受かった!?」

「カズキ、よくやった、本当によくやった!さすがカズキはおじいちゃんの孫だ。本当によくやってくれたなあ!!」

「おじいちゃん、こんなに嬉しいのは初めてだよ!」

と喜び、そして涙を流した。

今度は、僕も溢れ出る涙を止められなかった。

 

 

・・・おじいちゃんが安らかな眠りについたのは、

その半年後のことだった。

最後まで、

「カズキが俺と同じ大学に受かった!本当に生きてて良かった。最後の最後でこんな幸せを孫にもらえて、本当に俺は幸せ者だよ!」

と言っていたみたいだ。

おじいちゃんを最後に喜ばせてあげることができて本当に良かった。

僕はこの受験期間、
必死に努力してきて良かったと思うと同時に、

僕をここまで導いてくれた「和田本」にもあらためて感謝した。

あれから

 

・・・あれから7年が経った。

僕は大学を順調に4年間で卒業。

現在は、
大学受験塾を運営する会社の

「講師」

として
忙しい毎日を送っている。

「成績が良くない生徒」
「勉強が嫌いな生徒」

たちに、

「正しいやり方でしっかり頑張れば、必ず成績は上がる」

ということを伝えたくて。

そして、何よりも、

「成績が上がった時の成長感、やりがい、充実感

を体験して欲しくて。

もちろん社会に出たら、

誰にでも共通する

「正しいやり方」

というものはない。

入学試験の問題への解答ような

「絶対的な正解」

といのもない。

でも、たとえそうだとしても‥。

「努力することで自分が成長できた」

という

「体験」

を持つことができれば、

それはきっと社会に出てからも役に立つ。

 

「自分にはきっとできる!」

「だってあの時、できたじゃないか!」

という支えになる。

 

そんな

「心の財産」

を大学受験を通して

生徒たちに持ってもらいたい。

 

きっとそれは、

この先の人生で

どんな試練や困難がきても、

それらを乗り越える

「糧」

になるはずだから。

 

そんな「糧」を持てる生徒を

1人でも多く増やしていくこと。

それが僕の夢だ。

 

そんな夢を持てたのも、

「和田本」

との出会いがあったから。

そして、

大好きな

「おじいちゃん」

がいたから。

「おじいちゃん、僕はこの道を進んでるよ!」

「夢を叶えるために頑張るよ!」

そう語りかけたが、

もちろん、返事はない。

 

でも、きっとどこかで

聞いてくれていることだろう。

見守ってくれていることだろう。

いつもそう信じている僕がいる。


「おじいちゃん、ありがとう。これからも頑張るからね!」

僕は今日も心の中で、
おじいちゃんにお礼を言った。